院長のブログ
休みの時に規格模型の製作
いわゆる総入れ歯は基準がなければ人工歯の排列ができません。
そこで規格模型を作りますが解剖学的な指標即ちアナとアナロトミカルランドマークも目安にして、
三次元の模型をつくりその上に咬合床を作ります。前方基準点、後方基準点、仮想咬合平面の設定で、
効率的に咬合採得ができます。患者さんの治療室の滞在時間の短縮、歯科技工士の人工歯の排列の
明確化です。ですから時間のある時は昔を思いだしラボでこの技巧を置いたします。
大学院時代は研究室でみな自分で作り患者さの協力で人工歯にセンサーを取り付けひずみ計で測り
筋電図を取りました。
ですからすべて一から総入れ歯を作りました。
手先の感覚の衰えをなくすために今でも技工をするわけです。
間接リベースなどもラボに頼まず歯科医師が行うことで時間の短縮ができますので患者さんに喜ばれます。
補綴では歯科医師の技工力もとても大事です。
2024/10/23