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遠藤歯科医院について
ドクター遠藤からのメッセージ
健康寿命
健康寿命の定義とは「健康上の問題がなく、日常生活を普通に過ごせる状態」です。
健康寿命 男性:71.19歳、女性:74.21歳 平均寿命 男性:80.21歳、女性:86.61歳 平均寿命 - 健康寿命 = 男性9.02歳、女性12.40歳 (厚労省発表2014年より引用) |
健康寿命を延ばす方法
「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」 1. テクテク:適度な運動 例)ラジオ体操、ウォーキング 2. カミカミ:三度の規則正しい食事 例)30回咀しゃく、合った入れ歯 3. ニコニコ:精神の健康 例)心の安定、怒らない 4. ドキドキ:五感を使った感動 例)芸術への接触(音楽・劇など) |
最低限、自分のお口に合った入れ歯でよく噛んで(30回)だ液を十分出し、発声することが大切です。口腔内環境は、呼吸や嚥下(飲み込み)にとても重要です。
遠藤歯科医院では、治療義歯期間中にこれらの指導もして、患者さまの健康寿命の延伸を目指しています。
2014年 秋
遠藤憲史
ピッタリ総入れ歯は一日にしてならず「遠回りこそ近道です」
講演会や著書等で述べていますが、ピッタリ合う総入れ歯は一朝一夕でできるものではありません!そもそも総入れ歯になった経緯を考えてみるとよいと思います。
交通事故等でケガによる無歯顎以外、多くは歯周病やムシ歯で1本、また1本と抜歯して部分入れ歯、やがて一本も残せなくなって総入れ歯の経過が一般的です。
数十年、いや40年程のスパンで総入れ歯なのかもしれません。
その過程で粘膜、顎関節、咀嚼筋群等にダメージを受けて咬合に狂いが生じている可能性があるのです。
総入れ歯は、トータルバランスの上で成立する補綴物です。
粘膜の耐性、唾液の分泌、顎関節の可動域、咀嚼筋や口輪筋、頬筋、舌の調和なのです。
これらが乱れていてはよく噛めないし、発音ができません。顔にも合いません!
私達は野菜でも種をまく時、まず土を整地しますね。
土を掘り起こし、乾燥し、肥やしを入れて、土を改良しなければよい野菜ができません。
それと同じでよい総入れ歯は、顎堤粘膜、顎関節、舌、咀嚼筋の調和がとれている協調運動で決まります。
これは一朝一夕にはいきません。リハビリが必要なのです。自然の摂理に学びましょう。
一発で上手にはなかなかいかない理由です。
これを解決する方法がパイロットデンチャーシステムです。
パイロットデンチャー(治療義歯)を数か月使って粘膜、顎関節、舌、筋を安定させる。
そしてその位置で本義歯を作る。
発想の逆転換でパイロットデンチャーで可能な限り訓練(嚥下・発音・咀嚼)、調整して、本物の総入れ歯はいじらないのです。このフィロソフィーがピッタリ総入れ歯の道です。
▶︎パイロットデンチャーシステムとは
2013年 桜花の頃
遠藤憲史
全身管理と入れ歯の話
総入れ歯や部分入れ歯は単に歯が弱い、手入れが悪いからとのイメージが強いですが、その影に全身の疾患との関連もみのがすことができません。
例えば床義歯は唾液によって粘膜に密着維持されています。1日約1.5Lも出る訳ですが糖尿病、シェーグレン症候群、尿崩症、服薬(抗ヒスタミン剤、精神安定剤、降圧剤の一部)によりドライマウスになり総入れ歯が痛くて入れていられない、維持が悪い訴えになります。
もちろん無歯顎になるのにも虫歯になりやすいのですから全身との関連が深い訳です。
また、入れ歯で傷が出来ても唾液の機能は二、三あげても緩衝作用、抗菌作用など多岐にわたります。
入れ歯が痛い、これは歯科医師の技量+全身管理なのです。
また唾液の分泌不足は誤嚥、味覚障害、口角炎、舌痛なども喚起しやすくなります。
私はそんな訳で日本抗加齢医学会、日本うつ病学会、日本抗加齢歯科学会、ドライマウス研究会、みための医学研究会、日本抗加齢泌尿器研究会などに参加して医科の先生との連携をしているのです。
入れ歯だけに位置していては患者さんの全身を視れないからです。
口腔内を自身で観察して舌が赤い、溝が多数ある、味覚がない、カンジダ症(口腔)、口角炎、虫歯(う蝕)多発の人は御相談下さい。
的確に診断して連携医療機関に御紹介も致します。
まずは生活の質(QOL)の向上をはかり、豊かな人生を過ごしましょう!
2013年 立春
遠藤憲史
院長の一言
顎機能、噛み合わせ、咀嚼力の検査を定期的に受けることによって科学的咀嚼の安定を促進しています。
入れ歯治療は高い山に登ると同じく十分な知識と準備によっていい入れ歯が完成できます。
もちろん簡単な場合は短期に2weeks~4weeksで入れ歯はできます。しかし、顎位、噛み合わせの狂い、重度の歯周病の保存となると多少時間がかかります。口腔環境を整えてから本当の入れ歯治療をするのです。
私は症例によってパイロットデンチャーシステムやゲルバーのフェスボーを使用していますが正確診査、診断のうえですべて行います。最善の治療を総入れ歯に行っています。発音する。咬める。嚥下する。すべて高度な脳機能です。それらのリハビリは一朝一夕に行きません。急いで作る入れ歯は調整、調整で完成時とはほど遠い形態になり、あるいは義歯接着剤を使用することになります。
シルバーマンは「無歯顎は進行する病気である。」と述べていますが正確な診査、診断の元に適切な補綴物を入れて健康な咀嚼を手に入れて全身の健康にも気を配り健康長寿を求めたいものです。
2012年 霜月
遠藤憲史
院長の一言
咀嚼機能は消化機能の一部のみでなくストレスの発散にも関係している。
よく噛むことはイライラした時にも気持ちを安定させてくれる作用があるといわれている。
よく咬めなくなったことにより心の安寧化もとれず不安定になるのはこのことによってかもしれない。
総入れ歯は顎機能の崩壊がMaxになったリハビリと言っても過言ではない。
呼吸機能、嚥下機能、知覚機能などの障害も予想されるからです。
美味求真でもその入り口がガタガタでは求めることは不可能です。
まず入り口の整備が大事、入れ歯も痛くなくよく咬める、口元も美しいそんな道具で食物をじっくりかんであじわいたい。
ステーキもハンバーグも肉汁がしみてくる味、刺身の歯ごたえ、これらは入れ歯でも適正にあっていれば可能です。
一度オーダーメイドの総入れ歯で食生活を満足にしたいものですね。
よく噛めることは生命に無限の可能性を与えてくれますよ。
2012年 中秋
遠藤憲史
総入れ歯で合わなくて悩んでいる方へ
それはまず原因の解明です。
学問的に難症例で歯科医が本当に不可能で作れないのか、その方法がよくないのかを検査することが大切です。
唾液、粘膜、顎運動、噛み合わせ、嘔吐反射など解剖学的、生理学的、精神医学的などです。
シルマーテスト、被圧変位、ナソヘキサグラフ、バイトアイなど科学的検査をすることです。科学的なアプローチ、それに経験を加味して悩みを解明していきます。
診査、診断の結果、十分な説明のもとに予算の見積、解決方法を提示します。
総入れ歯に関して吸着義歯、ゲルバーテクニック、パイロットデンチャーシステムと3通りのバージョンから選べるシステムを構築いたしました。
形態と機能をいかに組み合わせて患者さまが喜ぶ入れ歯ができるか毎年研究しております。昨年よりさらにバージョンアップ致しました。入れ歯で悩んでいる方へよりよく解決してゆく所存です。
2012年 立春
遠藤憲史
本当に自分のお口に合った総入れ歯をオーダーしませんか?
洋服でも、靴でもオーダーメイドの製品は一味違います。
まして人間の口腔となると脳機能に直結している敏感な部位と言うのは日常生活で体験しているので知っていると思います。
舌や口腔粘膜はミクロン単位(1mmの1,000分の1)の識別能力があります。
そこで違和感なく入れていられる総入れ歯は科学的理論のつみかさねで技工及び治療をしなければ到達できません。
口腔粘膜というファジーな相手をいかに正確に型とりするかのテクニック、また咬合すなわち噛み合わせを各々の患者さまの機能に合った位置で決定するかにあります。
それらの方法を臨床歴39年の集大成として2011年9月Gerberアルペンコース(サンモリッツ開催)に参加して学んで来ました。
歯科技工士でGerber Systemの第一人者 堤 嵩詞氏と協力して症例を増やしていくつもりです。
粘膜の動態をHorst Uhligに学び、顎機能、排列をA.Gerberに学びあなたに合ったオーダーメイドの総入れ歯を調整してゆきます。
いままで総入れ歯で悩んでいる方はセカンドオピニオンとしてまず受診してみて下さい。科学的根拠に基づく診査・診断をして一番いい方法を提案します。
そしてオーダーメイドの総入れ歯はまったく一味違います。
体験することが一番と思いますが・・・
2011年 霜月
遠藤憲史
あなたが船長なら海図を持たずに航海しますか?
遠藤院長からのメッセージ小私たちは船旅をするとしたら船の設備、クルーの態度、人数、食事、大型船等で選びますが、その船にGPSや海図がなかったら測位できずに迷走するでしょう。
もしかすると遭難するかもしれません。
この話を総入れ歯の製作に当てはめてみましょう。
海図、GPS ⇒ ガイドライン、診査、診断表 です。
あなたの顎(あご)はどんな常態かを見きわめることが必要なのです。あなたの口腔の海図を作るのです。
歯科医=船長、歯科技工士=航海士 は 診断表=海図 をみて完成という目的地に向かってあなたをお連れするのです。
もちろん海は凪いでいるとはかぎらず、嵐のときもしけの状態もあります。予定通りの日数で航行できないときもありますが、正確な海図とパイロットデンチャー(水先案内)がそれを補足して安心、安全な総入れ歯への船旅をあなたに提供してくれると思います。
2011年 春
遠藤憲史
入れ歯のことは私にまかせてください
遠藤院長からのメッセージ小高齢化社会を迎えている我が国において、歯周病の治療が進歩し究極まで保存する結果顎提及び顎運動のダメージも伴ったケースが多くなりました。ですから十分にトレーニングされた歯科医師、歯科技工士によってのみ完璧な総入れ歯ができるようになるのです。
総入れ歯は失われた歯や顎堤を人工歯や義歯床によって形態回復し現在の顎機能と口腔機能によって有歯顎に近い能力を発揮させることができれば人工臓器とも言えるのではないでしょうか。
それには正確な検査、診断にもとづき的確な治療をして、正確な技巧物としての義歯を製作しなければなりません。 いままでの「負の遺産」をリハビリにてプラスに転換してゆくには患者の「このままでは終わりたくない」との希望や欲望がなければ繊細な口腔の中で違和感なく調和して使用できる道具にはならない。「闘うリハビリ」によって真の人工臓器となりうるのです。
インプラント治療がしだいに主流になりつつありますが経済面、生体の状況により万人が可能ではありません。体に優しい床義歯も十分なリハビリ(治療義歯によって)によって可能です。
咀嚼、発音はもとより審美についても機能解剖学を元にして正しい形、比率、機能を総義歯技工のプロフェッショナル堤 嵩詞先生とのコラボレーションによって高度に完成させてゆきます。
そこで笑顔は個々の人間の表現力の豊かさと個性を決定しコミュニケーションの最大の武器です。感じのよい印象を与えられる代表的な表現ですので総入れ歯装着者にも大切な要素です。
ですから旧義歯装着時、治療義歯、快適機能義歯の3回にてオムロンのスマイルチェック器機にて世界初の客観評価をします。すでに味わう機能から美しさ(表情)へとシフトアップしてゆきます。愛される顔とは⇒均整がとれて口元がやわらかい、口角がやや上がっている人と須賀哲夫先生は述べています。犬童文子先生のフェイシャルエクササイズ法によって表情筋の活性も希望の患者さんには行い、より美しくなって頂きます。
今年度はいろいろな方法を試みると同時に脳機能の活性化を咀嚼の分野からめざします。 それには自分自身の生体に適合した顎、頬粘膜、舌で違和感のない道具をめざしよりよく調和させ人工臓器を求めたいと思います。
前向きに生きるあなたへの提言
・仕事が多忙で歯が悪いのがわかるが歯科治療(入れ歯)に行けないあなたへ
・インプラントは恐い、費用が高い、時間がかかると思っているあなたへ
・入れ歯でも快適なものだったらいいと思うあなたへ
・歯周病で口臭が気になるあなたへ
・美しい口元、食べる楽しみを求めるあなたへ
土・日診療でパイロットデンチャーシステムで解決しましょう。
将来に備えましょう。
見られることに自信がもてます。
参考文献
- Gerber:Kiefergelen Kstorumgem Und Therapie,Quintessen Z 1989
- 馬場悠男ら:大「顔」展図録、読売新聞,1999
- 吉川佐記子:科学、ヒトはなぜ顔にこだわるか P.1268、岩波書店,2005
- 吉川佐記子ら:顔と心 顔の心理学入門、サイエンス社,2000
- 矢崎正方:総義歯学、歯科学報社,1935
- 沖野節三:総義歯補綴学、永末書店,1965
- DAVIDM WATT,A.R.MACGREGOR:Designing Compleate Dentures, W.B.SAUNDERS COMPANY,976
- Horst Uhlig:Zahnersatz fur Zhnlose, Quinterssenz,1982
- 堀江銈一:堀江式総義歯調整法、森村歯科商会,1973
- 須賀哲夫:顔立ちとパーソナリティ、北王子書房,2007
- 藤原東演:幸運になる笑顔の法則、チクマ秀版社,2007
- 香原志勢:顔と表情の人間学、平凡社,1995
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